終助詞「や」の使い方 / 日本語の語尾

「〜や」は使えないや…。

これは自分自身で納得したことを表す言い方である。
ただしこの語尾表現の使用例はかなり少ない。
極端に言っちゃうと「まあいいや」以外で使うことは、まず無い。
けど、否定文で「…ないや。」というのなら、まあまあ聞くかも。

「や」の文例

「や」の使用例が極端に少ない理由は「形容詞の原形」との組み合わせでしか使わない事と、実は直前の「い」に釣られて音便化した何物かではないか、といった事がある。
具体的には、別のページで説明してる語尾〜わ。の訛りであると考えている。
まあそういう事にしとけばいいや。

念のため説明しとけや

関西弁などでは、名詞述語文「〜だ。」が「〜や。」になる。
また「しようよ」「しろよ」などは西日本側の方言では「しようや」「しろや」になる。
これらの言い回しが共通語の中に突然出てくることもあるが、とりあえず西側の方言なんだと思っておけばいい。
地元の長野のあたりだと疑問の「〜かな」「〜っけな」が「〜かや」「〜っけや」になる方言もあったりする。
なので「や」という語尾に関しては、場面による使い分けを考える意味のない部分が多い。

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