日本語の語尾「よな」「とも」「かも」の使い方

この辺はあんまりネタが無いので、3つまとめて1ページにした。
「〜よな。」のほうは比較的、耳にするんだけど、今のところあんまり書くことがない。

「〜とも」という言葉もあるとも!

そういえば、あったあった、「笑っていいとも!」なんて番組。

「〜とも」は「もちろん」という意味がある。
っていうか、それだったら普通に「もちろん」っていう副詞を使うよな。
ああ、そうだとも。非常にマイナーな語尾だと言えるとも。
使うとしてもたまにユーモアを添える時ぐらいだが、せっかくなので実際に使われていた画像も貼り付けよう。


(出典: 君の目的は僕を殺すこと)

「いいえ」「はい」ボタンを面白おかしくした「断る」「いいですとも」ボタンが備え付けられている。
よそ様のページだと男性女性うるさいけど、本来日本語の語尾に性別の決まりなんか無いので、使いたい人は誰でもご自由にどうぞ。

「〜かも」も一応、挙げたほうがいいかも…

「〜かもしれない」の略。
ごくありふれた推量表現だから、改めて解説することはあんまり無いが…。
確信度の高い順に並べると「じゃん」「でしょ」「かな」「かも」で、「かな」がちょうど50%程度。
確信度が半分以下である「かも」を使った場合は「これは確かな事ではないけど」という念押しの意味が強い。

婉曲表現を避けて断定するのを良しとする幻想を抱いてる人がたまにいるが、そういう事ができるのは一握りの超能力者だけだ。
しがない一般庶民にとっては「この話に保証があるか否か」という注意書きが、余計なトラブルを避けるために欠かせない。

「かもしれない」の省略形

「〜かもしれない」を使う場面にもいろいろとあるけど、これは他の言語でもごくありふれた表現なので、ここで改めて解説するべき事はないね…。

「〜よな」の使い方って、こうだよな。

この言葉の意味合いは基本的に、まあ、別のページで説明している語尾表現〜な。と同じだよな。
そこに確認の意味を付け足した感じだ。

「よな」の文例

「ね」を「な」に変えたらお下品になる、ということは特にない。
もし下品だと感じるなら、偏った用例を集めている可能性が考えられるので、より多方面から会話文例を集める努力をしてみよう。
ありがちなのは、荒れる男子生徒のセリフしか集めてないとか。
たとえばもっと、バリキャリ女子のつぶやきから文例を拾って来たっていいはずだよ。

余談 : 「ブラック何々」という言葉

あまりにネタが無いので「ブラック企業」という言葉について語ろう。
悪い事を表すために「ブラック」という言葉を付けるのは黒人差別であるとして苦情が出始めている。
とは言っても「ブラック企業」という呼び名がすっかり定着してしまい、今すぐ代わりの呼び方を探すのも難しい。
そこで私としては「ブラック何々」に代わる呼び名が見つからないうちは「ブラックホール何々」と呼んでおこうかと思っている。
すなわち「ブラックホール企業」とは、仕事の分量が多すぎるために、所定労働時間を超えてさえも社内から脱出することのできない、まさしくブラックホールのような企業である。
社員は自ら光を発しないため直接的な観測は難しいが、夜中になっても窓から明かりが漏れている事から、間接的にその存在を捉えることができる。
ブラックホール企業の周囲には新入社員の渦が取り巻いていて、就職できた嬉しさからまぶしい光を放っている。
このようにしてブラックホール企業は大量に新入社員を吸い込むが、それと同時に大規模な退職者も放出する。

▲トップに戻る▲