日本語の語尾「かよ」「のか」「が」の使い方

この辺はあんまりネタが無いので、まとめて1ページにした。

「〜かよ」の使い方かよ…。

助詞の「よ」を付け足した物であり、使用頻度は決して低くないため、ちょっと見ておく必要がある。
〜か。の語尾のページで説明した使い方のうち、反語とツッコミの意味に限って使われる。

「かよ」の文例

「動詞の原形+かよ」「名詞+かよ」という形しか存在しない謎ルール、および疑問詞を含む場合には使えない点はツッコミ用法の「か」と同様である。
「よ」などと付いているが、話し相手に注意するニュアンスは薄く、物事に対して突っ込みを入れる感じになる。
超細かい話をすると、「か」という終助詞が余計に付いているので、「よ」は間投詞的な働きしかしないから。


しばらく見てない間に知らない世界が広がってた漫画「ワンピース」。
「だまって笑われてやるかよ!!!」とは、すなわち「何も文句を言わずに、皆に笑われる存在になってあげようか」に対する答えが Yes か No か。もちろん No だ。

「〜のか」はこう使うのか。

使い方は基本的に、「〜か」のページで説明しているのと同じ。
「の」を付ける事で、なるほど、単一の事柄ではなくこれまでの状況全てを指すようになるのか。

「のか」の文例

「〜だ?」で終わる疑問文は、疑問詞を含む場合しか使えないという文法上の制約がある。
疑問詞を含まない時に「〜んだ?」を使いたい時は代わり「〜のか?」を使って同等のニュアンスを出すことができる。
おしゃべりの疑問文では「〜の?」の方が好まれると説明したが、本場のネイティブ会話では「〜んだ?」「〜のか?」も必要な表現なので、詳しくは本サイトの「独白体」のページで確認しよう。

「〜が」も教えてやると言ってるだろが。

逆接助詞から転じて生まれた罵り言葉の一種で、「何故あなたは分からないのか?」を表す。
罵倒語であるという理由もあって、使用頻度はけっこう低い。
イントネーションの付け方次第では、単なるジョークで使うこともできる。
「〜だろうが」「〜だろが」「〜でしょうが」というパターンしかない。
ただし、もちろん単なる逆接の「が」の場合もあるから、そこは注意。

「が」という語尾の文例(1)

他にも、格助詞の「が」から生まれた罵り言葉もある。

「が」という語尾の文例(2)



こういった罵倒語は、女性にとっても非常に大切な表現だ。
悪い事は悪いと言う習慣を身につけていないと、ナメられて痴漢に遭いやすくなる。
相手を非難する言葉をしっかり覚えて戦おう。
まあ、そうは言ってもアメリカみたいな銃社会で罵倒語を使うのは怖いけど、日本ならまあいいか、たぶん。
別に戦いの場面でなくても、お笑いの大好きな女性諸君には「〜かよ」は重要表現だね。

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