日本語の語尾「し」の使い方

「〜し」はこういう時も使うし。

「〜し」というのは終助詞ではなく接続助詞で、その上何々であるのだから、という意味を表す。
しかも最近は、一種のスラングなのか非常に語尾表現的な使い方を耳にすることが増えたし。
とはいえ「その上何々だから」という意味であることには違いないはずだし、そんなに戸惑うことないし。

「し」の文例

とにかく、語尾は意味を考えて使うことが大事。意外と現実の日本人は、無意識ながら場面に応じた使い分けをきちんとしているんだ。
意味を考えずキャラ語尾みたいに「〜し。」を使いまくると「こいつ、無理して若者言葉っぽくしてるな」と、すぐに気づかれる。
キャラ語尾に関しては、この後たびたび愚痴るけれどもね。

真面目な話をすると「なぜ殺したし!」「なめんなし!」のような類については、誤った使い方…と言うより他無い。
これはネットスラングの一種で、わざと文法を間違えることで笑いを誘うという類の物なので、あくまでも誤用は誤用なのだ。
いずれにしろ今のところは、こういう終助詞まがいな使い方については文法的な説明が苦しいので「誤用」として片付けるしかない。

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