日本語の語尾「しなきゃ」等の使い方
義務の表現を説明「しなきゃ」
英語のshouldにあたる表現の仕方。
仮定文の否定形 | 述語文の否定形 |
〜なければ 〜なきゃ 〜なくては 〜なくちゃ 〜ないと 〜ねば 〜にゃ |
〜いけない 〜ならない 〜ダメ (省略) |
「べき論」ではない日常的な義務を言い表すには、仮定文の否定形と述語文の否定形を組み合わせて表現する。述語文は省略可能。
語尾の表記揺れや発音崩れは省いたが、上の表に従うと 7 x 4 = 28 通りの言い方がある。
これはあまり整理されずに転がっているだけなのでニュアンスの違いを求めてもしょうがない。
もちろん口語的か文語的かという違いはあり、例えば「ならない」よりは「いけない」の方が口語的だったりする。
日常会話であれば、あれこれ迷わず「〜しなきゃ」を使う。
ちなみに「〜ねば」「〜にゃ」は古語なので、例えば「する」という動詞も古語になって「せねば」「せにゃ」という形になる。
義務の表現
- もうこんな時間だ。寝なきゃ。
- なりたいな〜♪ならなくちゃ〜♪
- なんで勉強しなきゃいけないの?
- ゆっくり食べなきゃダメだよ。
- 名詞や助詞をつなげる場合は、述語を省かずに「しなきゃいけないよ」「しなきゃダメな物」とした方が良い
- お昼の弁当を買ってこなきゃね。
- 「ね」は文章を打ち切る用法があるため「〜なきゃね」という言い方ができる
- もう電車が来るから行かないと。
- 「〜と」は仮の話ではなく決まった因果関係を言うので、やらないと確実に損をするような意味を持つ傾向がある