ノブのブログの告発を読んで、今私は悔しいような悲しいような、やるせない思いでいっぱいです。 ノブのその状態に、全く気がつかなかったといえば嘘になります。 関西大学の歪な状況を外から見ているだけで、色々あるのは薄々判っていました。 私が、ジャッジ批判などにあまり乗り気じゃないのは、日本のスケート界にはもっと直接的な闇があり、選手にとってはそれのほうがもっと問題であると信じていたからです。 何度も、ぼかしながらも「西日本はヤバイ」と私が匂わせてきたのは、そこが日本スケート界の最も大きなガンだと思っていたからです。 関大について調べていくと、すぐに「大阪府スケート連盟」が出てくると思います。 そこの代表が森本靖一郎氏。 関大のかつての学長であり、リンクを建設し、顧問として橋本聖子氏を呼び込み、創価学会とも強いつながりを持つ人物が代表を務めるパソナグループの社外取締役であり、泉佐野にリンクを建設し、そこにアドバイザーとして高橋大輔を据えようとしている人物です。 当然、そのアイスリンクには森本氏と橋本大臣も、共に代表や顧問として入る予定です。 泉佐野リンクには役員として、ふるさと納税で悪名を轟かせてしまった泉佐野市長も名前を連ねていますが、さらに闇を感じたのは、公園ギリギリに「氷艶」の協賛に入ったメルコリゾーツの名前を見た時です。 メルコといったら海外でカジノを運営している大手リゾート会社であり、泉佐野市はカジノ誘致にも立候補しています。 カジノの話は頓挫しているとの話もありますが、胡散臭い繋がりであることは間違いありません。 「氷艶」が上演された横浜市も、今年になって急にカジノ誘致の話が持ち上がりました。どっちに転んでもカジノ繋がりです。 そして、パソナといえば政治家や会社経営者を集めた怪しいパーティが一時有名になりました。 そこのあたりは知りたい方は自分で検索してください。 書けることと書けないことがあるのです。 とにかく関大を取り巻く人間たちには、掘れば掘るほどヤバイつながりが出てきます。 そんな中、ノブに対しての嫌がらせは目に見える形でも何となく感じていました。 去年の関大スケート部の記念行事の写真に監督であるはずのノブだけ写っていなかったことや、源氏物語には存在すらしない「陰陽師」(笑)を悪役にしてノブに演じさせたこと、等々です。 ただのスケジュールの都合かも知れませんし思い過ごしだと言われたらそうかもしれないけど、でも気分は良くないよね?というレベルのことがチョイチョイあると、リンクの中ではどのような嫌がらせがあったんだろうかと想像もできてしまうのです。 妄想とか捏造というより、連想といった感じです。 関大では高橋大輔と彼を取り巻く人間達があまりにも強い力を持っている。 これは事実だと思います。 高橋大輔自身は傀儡かもしれませんが、まるで巨大宗教の広告塔のごとく、実力以上のものが与えられ、それが本来与えられるべき周辺のスケーターに多大なる影響を及ぼしているように見えるのです。 以前も書きましたが、フジテレビと大阪スケ連との癒着っぷりは驚くべきものがあります。 (最近は日テレもかなりなものがありますが) 実際、フジは今回のことをほとんど取り上げていません。 取り上げられるはずがないのです。 フジテレビのスケートサイトを見たら、繋がりが一目瞭然なのですから。 長光コーチは、実績としては普通のコーチですが、日本には彼女しかコートがいないのかというくらいの持ち上げぶりです。 そして、彼女がことあるごとに結弦くんの悪口を吹聴しているというのも、彼女から話を聞いたというスケート関係者から複数漏れ聞こえています。 拠点の違う、教え子でもない、年齢的に関わることもなかったであろう選手について、聞いた人がアンチ化するくらい結弦くんの悪口を撒き散らしているというのです。 いい年をした大人が、多分ジュニアくらいだった年齢の結弦くんに対してそれだけの悪意を向けていたのなら、当然同世代のライバルであったノブに対しての嫌がらせもあっただろうと推察できます。 じゃあ、なぜ彼らがそこまで権力を手にすることができているのかというと、つまりは大きな利権を持つ団体が噛んでいるからじゃないかな?と思うわけです。 パソナが絡むと宗教団体だけではなく大阪の企業全体も絡んできます。 そして宗教であれば、資金が無尽蔵で結束も固く、自分たちがやっていることが世間から見たらおかしいということなど意にも介しません。 それが宗教ってものです。 結局、どんな立場であっても、その集団に逆らったら嫌がらせを受けるとなれば、取れる態度は二つしかありません。 仲間になって媚びていくか、抗うか、です。 媚びれば色々オイシイ思いが出来、将来も約束されます。 逆らえば、大学だけではなく企業団体からも嫌がらせを受け、大阪で生きていけなくなるかもしれません。 それでもノブは逆らったのです。 あの、試合のリンクでいつも震えてビビっていたノブが、 すぐにパニックになってザヤックを繰り返していたノブが、です。 それがどれだけ勇気のいることか、想像に難くありません。 関大のリンクで練習しているのは大学生だけではありません。 関大のスケート部以外にも、カイザーなど、関大拠点のスケート部が複数あり、コーチもそれぞれ別にいます。 そんなコーチだちも、「彼ら」に媚びなければリンクを使うことが出来ないのかもしれないと思わせてくれたのは、平昌五輪の後の、濱田コーチの態度で、でした。 濱田コーチは、元々は京都を拠点としていたコーチですが、そのリンクが閉鎖して練習拠点を失っていたところ関大から声をかけられリンクを使わせてもらうことが出来るようになったのだそうです。 それに感謝しているのは普通のことですが、その感謝の言葉をテレビカメラの前で、しかもオリンピック特番の中で高橋大輔に言ったわけです。 感謝の言葉ならカメラの回っていないところで言えばいいのに、世間にアピールするかのように視聴者に向かって高橋大輔を持ち上げたわけです。 こうしなきゃ教え子を守ることが出来ないのかな?と、なんというかイヤ〜な気持ちになったものでした。 その横でさっとんが、訝し気な表情でじっと濱田コーチを見ていましたが、濱田コーチは教え子のためならどんあことだってやるんでしょう。 練習拠点を失うわけにはいかないんですから。 今年の末には京都のリンクが完成しますから、そのあとはそこに拠点を移すのでしょうが、それでもさっとんあどはカナダのリー・バーケルコーチの元でも練習しますよね? バーケルコーチはノブのコーチだった方ですし、濱田組もまた、関大と距離をおこうとしているように見えてしまうわけです。 関大は、関大に籍を置いたコーチにつかなければ、関大性であったとしてもリンクを使えるというわけではないようです。 実際、まっちーは臨海スポーツセンターを拠点としていた大西コーチを選んだため、関大性でありながらりんスポで練習をし、ソチ五輪に出るにあたっても大学にサポートチームすら作ってもらえなかったようです。 同じ関大の高橋大輔が13人ももサポートチームを帯同していたのに、まっちーは大西コーチと二人だけという話はソチ後に目にして驚いたものでした。 最近また流れていたソチの6練妨害声援ですが、ああいった応援の仕方はたぶん大学の関係者でしょう。 全日本などを観戦すれば分かりますが「○○ガンバ〜〜!」という声援は学生が良くやる声援です。 スケート関係者ならどこで邪魔されるのが一番イヤか、わかっていて声を上げていたということも考えられます。 しかし、大学の関係者であれば、まっちーの応援をしてもいいはずなのに、そういった声援はないんですよね? 本当に不思議なものです。 関大は、内部に高橋大輔を核にした派閥があるというのは事実です。 それがノブに対するモラハラと直接つながってはいないかもしれませんが、その集団がスケート界で巨大な権力を握っているのも事実です。 私は、去年の全日本での一連の出来事を忘れていません。 ヨロヨロしたスケーティングの高橋に高得点がつけられ、選ばれる資格も持たないのにワールドに選ばれ、それを後輩に譲ったという美談にすり替えてメディアまで褒めたたえていた、あの異様な全日本を。 正直、これでノブは大阪スケート連盟にも反旗を翻したことになるのかもしれませんが、ノブがこれまで培ってきた信頼はこんなことで失われたりはしないと私は信じています。 ノブがこんなに強かったなんてと驚くと同時に、タレントになったばかりの頃、市レクターに怒られて新刊せの中で泣きながら帰っても、決して家族に涙を見せなかったノブが、体調を崩すほどひどいめにあったなんてと、それはどれ程辛いことだったんだろうかと思うと、本当にやるせない気持ちでいっぱいです。 みどりさんは「スケート界はドロッドロ!」と言っていましたが、その通りなんでしょう。 私は関係者ではないので、出来るのは推論ぐらいしかありません。 なのでこの件について討論をしたいとも思いません。 でも、民間のリンクではなく大学のリンクの中で、しかも監督に対して行われたモラハラは握りつぶすことはできません。 こういうことは許してはいけません。 これを許してきたから、今の歪なスケ連があるのです。 これから先どのような結果になるのかは知る由もありませんが、関大の問題は日本スケート連盟の問題とほぼイコールです。 私にとって、ジャッジがつけつ点数よりも、巨大なバックの力をかさに同じフィギュア村の人間に直接的、間接的に嫌がらせを繰り返す人間の方を問題と考えています。 結弦くんが試合に出る時、日本より海外の方が安心するとファンの皆さんは言いますが、そんな状況を何故許せるのでしょうか。 東日本ならともかく、危ないから西日本の試合なんか出なくていいよと皆さんは言いますが、そんな環境を許していていいはずがありません。 リンクに嫌がらせや妨害など、あっていいはずがないのです。 事態が大きくなったら、関大側はコーチを一人処分してトカゲの尻尾切りをするかもしれません。 でも、それでは事態は変わりません。 ノブは、英語と日本語で、求めがあればとこにでも行きますと書いていました。 もしかすると、もう日本では仕事はできないと、そこまで覚悟して行動を起こしているのかもしれません。 もうすぐGPSが始まりますが、そこでノブが何と闘っているのかが分かります。 もし、GPSの解説から外されたなら、スケート連盟の方からも圧力がかかったということです。 今、一番この話題を取り上げているのはフィギュアの放映権を何も持っていないTBSのようです。 そのTBSがもし黙ったら、それはスケ連より上から圧力がかかったということになります。 この問題を、私はスルーするつもりはありません。 ノブは決して馬鹿じゃないんです。 短気を起こしたわけでもないんです。 ノブは、城田さんが権力争いに敗れて実験を奪われているところも見ています。 結弦くんにボディガードが付くようになったのも目にしているはずです。 それでも、何年もの間、ノブは笑っていたのです。 そのノブが「これ以上は無理」だと思ったなら、それは本当にこれ以上は無理だったんです。 フィギュアはお金になる。 テレビでの広告効果もある。 だから亡者たちが群がってくる。 でも、そこに結弦くんがいる以上、私は少しでもそこが綺麗になるよう、動き続けたいと思うのです。 以上 |